貯金できない人へのおすすめの貯金の仕方

こんにちは! 星野陽子です(自己紹介)。

貯金は大切

お金ばかり貯めることに執着すると、すばらしい経験ができなくなったり、人生の楽しみはお金を増やすことだけになったりしてしまいますが、生活に必要なお金を持っていることは重要。結婚資金、教育資金、住宅購入資金、老後の資金など、人生において必要になってくるお金は持っておきたいものですね。

何より安心感を得ることができます。

どうして私は貯金ができなかったか

結婚前、30万円程度は貯められたものの、逆にそれぐらいの塊を見ると使いたくなってしまいました。

短大卒というコンプレックスから「何かモノにしたい」「視野を広げたい」と思い自己投資に
結婚して安定した生活を送りたかったので「美しくなればいい男性がゲットできるかも」と思い美容関連に
良い人脈があれば人生が変わるかと思いお付き合いに
家族をしあわせにしたいと思いプレゼントに
おいしいものや趣味のために
お金を使っていました。

具体的にはO脚矯正、おしゃれな街にある有名な高いヘアサロン通い、ブランド品、アクセサリー、海外旅行、両親へ旅行のプレゼント、ライブハウス通い、英会話学校、電子オルガンなどにお金を使いました。結婚資金を貯めなくては……と時々焦ったりするものの、「ま、いっか」といろいろと言い訳をして出費をしてしまいました。たとえば80万円以上する電子オルガンは「結婚して子どもができてからも自宅で教えることができるんだし」と思い奮発しました。けれども毎日、残業したり、食事にでかけたりして、帰宅すれば23時頃になっていて、電子オルガンの練習や、先生になる資格のための勉強の時間がありませんでした。英会話も約30万円のチケットを買い、「こんなに払うのだから絶対に英語をモノにする!」と決意したのですが、残業や遊びで英会話のレッスンを受けに英会話スクールに通わなくなってしまいました。しかも「私のお金なんだから、誰も文句は言えまい」と開き直る始末。

書いていて呆れてしまいますね……。

貯金ができるようになったのは

貯金ができるようになったのは、結婚した相手(のちに離婚しました)が倹約家で、買ったものひとつひとつに対して「どうして買ったの?」「いくらした?」と聞かれ、あまり考えず、お金を使っている自分に気がついたからです。

元夫は何に対してもよく考える人なのですが、買い物をするときも

1.本当に必要なのか

2.買わないで済ませることはできないか(もらう、代用する、借りるなど)

3.買う必要があれば、どうにかして安く変えないか

と考えます。

そう考えると、買わないで済むものも多かったり、リサイクルショップで安く買えるもので十分だったりしました。

お金のかたまりを作ろう

貯金ゼロだった私が、「絶対に使わないと決めた最初の10万円」を貯めるのは大変なことでした。お財布の紐をぎゅっと締めて、安易にお財布を開かずに、本当に必要なものだけを買う習慣を身につけるには、自分の行動を変えなくてはなりませんでした。

私は最初は夫を「ケチ」だと思い反発しました。けれども自分たちの将来を考えた時に、やはり倹約に取り組むべきことだと考えました。できるだけお金を使わず、しかもそれなりに楽しく豊かな生活ができないかと考えると、それは意外にも楽しいことになっていったのです。

夫の友人家族を家に招いて話をするときも、特別な食事を作ったり、おいしいケーキを買ってきて「おもてなし」したりせずに、家にあるスーパーで買ったようなお菓子と、インスタントコーヒーを出したりしましたが、お互いに気をつかわず、楽しい時間を過ごすことができました(子どもたちが成人した今でも仲良くしています)。自分で作ったおにぎりや水筒に入れたお茶を近くの公園に持って行き、桜や紅葉を見ながら家族で食べるだけでも、しあわせな時間だと感じることができました。お金をかけなくても楽しくしあわせに暮らすことができるのです。

本当に必要な物だけを買う習慣が身につき、絶対に使わないと決めた10万円を貯めると、それを100万円にしたり、さらには1000万円にしたりすることは、それほど大変なことではありませんでした。

まずは、将来の安心のために、絶対に使わないと決めた最初の10万円を貯めてみてください。

最初の10万円の作り方

1 まずは 収入>支出+貯金 を守ること!

収入より多く使わないことです。リボルビング払いでの買い物もダメです。

2 節約する

通勤の途中に自販機で飲み物を買う人は、スーパーで安く飲み物を買って家から持っていく。お弁当を作って持っていく。いつも余裕を持って行動する(早割の利用、約束の時間に間に合わなくなりそうなときに特急電車やタクシーを使うのを避ける)。友人の結婚式に出席するときは、Youtubeで髪のパーティー用アレンジやメイクアップを覚えてヘアサロン代を浮かす、ドレスは金額でなくセンスで勝負するなど工夫をする。

3 お金の知識を得る

お金(になること)は、そこらじゅうに転がっています。それらを拾ってきちんとお金に換えて、お金を貯めましょう。

・不用品を売る

メルカリ、ヤフオクなど

・アフィリエイト

アフィリエイトはむずかしくても、セルフバックで必要なものをお得に手に入れる

・お小遣い稼ぎ

BUYMAを使って、無在庫でブランド品を売る

4 マインド

知識を得てもお金に対していいイメージを持っていない人は、自らお金を避けることをしてしまいがちです。また「自分はダメな人間だから稼げない。お金は入ってこない」などと考えているとその通りになってしまいます。お金は汚いものではないということ、そして、あなたは他の人たちからも評価される素晴らしい人間でお金もどんどん入ってくるということを信じてください。

あなたがお金と仲良くなれますように。

「お金がどうしても貯められない」という人は、どうして貯められないのか私にメッセージをお送りください。よかったら一緒に考えてみましょう。(すべてのメッセージに返信できないかもしれません。ご了承ください)

ABOUTこの記事をかいた人

著者。特許翻訳者。ユダヤ人富豪の義父に学び、自らも7億円の不動産資産を築いた不動産投資家という顔も持つ。 東京都出身。外資系メーカー、シティバンク勤務を経て、イスラエル国籍のユダヤ人と結婚。子ども二人に恵まれるも離婚。在宅で翻訳の仕事をフリーランスとしてしながら、シングルマザーとして子ども達を育てた。東欧からの移民の子で、14歳から働き、資産ゼロから財産を築いたユダヤ人の義父からは不動産投資を学び、投資物件(7億円)などの資産を築いた。著書に『ユダヤ人と結婚して20年後にわかった金銀銅の法則50』『ユダヤ人大富豪に学ぶ お金持ちの習慣』『貧困OLから資産6億をつかんだ金持ち母さんの方法』『お金の不安から自由になって幸せな女になる』がある。