お金に困らないフリーランス・副業へのヒント

まだ書いている途中ですが、それでもよければお読みください。質問はお問合せフォームからしていただけると嬉しいです。成功しているフリーランスの方、うまくいっている副業をされている方、ランチなどしながら取材させていただけないでしょうか(場所は、基本的には東京都内ですが、応相談)。

個人事業主として長く安定して働くことを意識する時代

人材派遣会社の社長さんに聞いたところ、現状では、売り手市場とか人手不足とか言われながらも、正規雇用での求人は若い人だけであり、景気が悪くなれば切られてしまう非正規雇用者が増えています。

寿命が長くなるにつれ高齢の労働者が増え、また人手不足や賃金の低下(家族のだれか一人だけ(たいていは夫)の稼ぎだけでは生活できない)ため女性の労働者も増えてきています。

たいていの会社の寿命は人間の寿命よりも短いため、長い人生においては安定している会社に勤めている人も転職を経験することになります。会社員であっても「個人事業主」ということを意識しておくことが大切ではないでしょうか。たとえば、スキルをポータブルなものにしておく(転職してもフリーランスとして働いても使えるようにしておく)ことです。

働く形態が大きく変わりつつある現在、誰もが「個人事業主として長く安定して働く」という気持ちを持つと良いのではないでしょうか。

フリーランスとは

フリーランスの定義
フリーランスとは特定の一社に雇われるのではなく、いくつかの会社に自分のスキルを売って独立して働くこと、およびそのフリーランスで働く人(フリーランサーとも言います)です。フリーランスとは、個人事業主(個人で事業をしている人)か個人(フリーランス)で設立した法人で、フリーランス・ライター、フリーランス・フォトグラファー、フリーの編集者などというような肩書きが一般的です。

ロバート・キヨサキが言うところのキャッシュフロー・クワドラントのS(Self-employed 自営業者)で、業務委託での仕事をします。ちなみにE(Employee 従業員)は、会社員(正社員、契約社員、パート、アルバイト)で、会社との雇用関係があります。

従業員となる場合、自分のスキルが低くても、会社の歯車のひとつとなれれば、安定して給与がもらえますし、仕事道具は会社が揃えていますし、健康保険や年金も会社が「ある程度」負担してくれています。

フリーランスの歴史
語源はfreelance (1800-1900) free lance “soldier in former times who sold his fighting skills to anyone” (LONGMAN)です。
free 束縛を受けていない lance (n) やり(v) ~をやりで突くlancer 槍騎兵(そうきへい、やりきへい)

戦闘スキル(技能)を売っていた槍騎兵がフリーランスと呼ばれていたのですが、売るスキルは現代では多岐に渡ります。

個人の力でプロとなるには以下のものが必要となります。
1.スキル(技能、職能)
2.マネタイズ力
3.経営力
4.その他職種によって人脈など

スキル(技能、職能)
会社などの組織の看板なしに、自分のスキルで仕事を請け負うので、常に槍を磨き続けることが大切です。錆びつかせてはいけません。

今、会社に勤めていて、フリーランスを目指す人は、いきなり会社を辞めずに、次のようなことを準備としてするとよいでしょう。
1.会社の看板がなくなっても、自分のスキルが通用するレベルに上げる
2.人脈づくり。自分のスキルをたくさんの人に知ってもらう(会社を辞める際、それらの人々に連絡をする)
3.会社員という「属性」を活かしてクレジットカードなどを作っておく
4.できれば会社員という「属性」を活かして、収益物件購入のためのローンを組む

マネタイズ力
成果物(発注者に納品する物)を期日内に納品する。
成果物は一定の品質が要求される
一定の品質の成果物を出せない場合、次からの発注はなくなる可能性もあります。
一定の品質の責任を負う

経営力
将来、自分の関係する仕事がどう変わっていくのか予測して、仕事を変化させることも必要です。たとえば、インターネット上でのサイトでの取引や売買では、パソコンでインターネットを利用していた人たちが多かった時代から、モバイル端末を利用する人が増えたときには、パソコンだけの対応をしていた人たちは、乗り遅れたそうです。変化を見極め、すばやく対応しないと生き残れません。

また現在は世界的にパラダイムシフトの真っ最中とも言えるでしょう。そんなときには、情報を収集して、自分なりに考えて舵を取らなくてはならないのです。

自由と責任
フリーランスは「自由に」仕事をすることができるのですが、成果物に対しての一切の責任を自分で負います。会社に勤めていたら、同僚や上司に相談できる環境にあり、また上司や会社が責任をとってくれます。個人でやっている場合、相談する人も自分で探さなくてはなりませんし、誰かに聞いてもわからない場合は、自分で死ぬほど調べたり考えたりして結論を出さなくてはなりません。私の場合は、技術翻訳をしているのに、技術的なバックグラウンドがないので、下手に質問をして「は? そんなことも知らないの? この翻訳者は信用できないから他の翻訳者にして」と言われたら困ると心配して、原稿を書いた人への質問ができませんでした(とはいえ、思い切って質問を送っても、翻訳会社からもらう仕事だと、翻訳会社に質問を遮られ「ご自分で判断して、コメントに書いてください」と言われることがほとんどです)。

フリーランスは自分の裁量でいろいろなことを決められる仕事形態です。私がフリーで仕事を始めたときは、生後1か月と3歳の子どもを抱えた実質シングルマザーで(まだ離婚はしていなかったので)、会社に通っての勤務は無理なのにお金が死ぬほど欲しい状況でしたので、夜中に働くなど自分が無理をすれば稼げるフリーランスの仕事形態はとてもありがたかったです。
最初は命を削って仕事をしていましたが、長い時間をかけて、「お金に困らないフリーランス」を模索し、ある程度の結論に至りました。つまり、仕事を継続してもらうことができ、さらに収入の柱を複数持っているフリーランスです。
ランサーズ株式会社の2018年の調査によると、アメリカではフリーランスは5,730万人で(就労人口?)の35%。一方、日本は副業・兼業を含む業務委託で仕事をする広義のフリーランス人口は1,119万人で17%。しかしながら日本の過去4年の成長率はアメリカに比べて約3倍となっており、さらに増えると予想されています。

フリーランスとしての私

私は長年シングルマザーとしてフリーランスで翻訳の仕事をし、さらには収入の安定化と複数化のために不動産賃貸もしています。育児や家事で時間の制約がありながらも、フリーランサーそして投資家としてやってきた経験をお伝えしたいと思います。

仕事のスタイルとしては、案件ごとに依頼がきて、条件(金額や納期)を確認して、仕事を引き受け(請負契約を結び)、納品して、報酬を受け取るというもの。企業と雇用契約を結んでいる給与所得者(正社員、アルバイト、派遣社員)と違い、働いた分だけ報酬を受け取ります。つまりたくさん報酬を受け取ることもできれば、あまり報酬を受け取られない場合もあります。

特許翻訳の仕事を獲得した私の方法

フリーランスのメリット

・実力主義(相対的に実力が低い人は会社勤務の方が簡単に稼げる)
「収入が低い」とか、「食べていけない」というイメージの方が強いかもしれませんが、会社にピンハネされずに、高い報酬を得る実力者たちもいます。テレビ局のアナウンサー(会社員)で人気のある人が、会社を辞めて独立し、フリーのアナウンサーになる話を聞いたことはあるでしょう。フリーになっていろいろなテレビ局の番組にたくさん出られる人たちは収入が給与所得者であったときよりもたくさんもらえますが、人気がなければ、収入は減ってしまうということもあります。 近年は番組の予算が削減されてきているので、視聴率を上げることができるタレントのようなフリーのアナウンサー以外は、自局のアナウンサーを使う傾向にあり、フリーのアナウンサーは楽な状況ではないようです。

自分で仕事の獲得(営業)や、スケジュール管理や、お金の管理をしなくてはならず、アナウンス技術だけに専念することができません。さらにいうと掃除や、トイレットペーパーやコーヒーなどの飲み物の準備、クレーム対応と仕事はたくさんあります。

・ラッシュアワーの通勤からの解放
・職場でのつらい人間関係からの解放
・働いた分の稼ぎを得られる
・働き方を自分で決められる
休日と比べて空いている平日に観光地とかショッピングセンターに行けるのは私にはありがたい!!
→ 平日に観光地を楽しむ@長瀞

フリーランスのデメリット

 

・収入が定額ではない
・不当な扱い
・年金やなどが会社員に比べて少ない
・経理や営業も自分でやらなくてはならない

自由を得ることができ、マージンを抜かれなくて済むが、福利厚生や老後資金(年金)も自分で管理しなくてはならない。不利な労働条件などから自分を守らなくてはならない。

自分の裁量で仕事ができる(場所、時間、量など。請けたくない仕事は請けなくてもよい)ので、混みあった通勤電車に乗らなくてもよかったり、在宅の仕事が可能な場合は育児や介護をしながらでもできたり、がんばればがんばるほど報酬を受け取ることができたりします。
質を上げて量をこなせば、職種などによりますが、給与所得者の給与よりも多くの報酬を受け取ることも可能です。

デメリットとしては、自分がしっかりしていないと、オーバーワークになりやすかったり、仕事とプライベートの時間の境目がわかりにくくなったり、無理を言われやすかったり、支払いがされない、支払いを延ばされたり、産後資金や老後資金を自分で作らなくてはならない(年金が少ない)などがあります。

会社員であれば産前産後休業や育児休業がとれたり、出産手当金や育児休業給付金が支給されたり、被雇用者は産前産後や子育て休業期間中の社会保険を免除されたりしますが、フリーランスや個人事業主にはそれらの恩恵を受けることができません。

フリーランスに向いている人、向いていない人

向いている人
・仕事がないとき、仕事を失ったときなどに、自信を失わないなど、精神面で強い人
・「嫌われる勇気」をもっている人
・社長、営業、実務、掃除、経理、総務の仕事をマルチでできる、または任せられる(財力のある)人
・自分を律することができる
・行動できる。営業できる
・責任感がある人。精神的にタフな人。

向いていない人
・納期を心配し過ぎる人
・営業ができない人
・お金を請求できない人
・不当な扱いを受けても仕方ないと思う人

納期に間に合わないということで自殺を図ったライターがいらっしゃるという話を聞きました。また翻訳コーディネーターが「納期を過ぎたので翻訳者に連絡をしようと思ったのですが、音信不通になってしまいました……」とすごく困っていらしたこともありました。優秀な翻訳者だったのに「納期の重圧に耐えられない」ということで胃を悪くして辞めてしまった人を知っています。私自身も駆け出しの頃には、自分がよく知らない分野で難しい内容の原稿の翻訳をするために、何冊も専門書を読んだりしたのですが、なかなか理解できず、迫りくる納期に焦り、吐き気を抑えながら仕事をしたりしていました。「逃げ出したい!」「放り投げたい!」と思ったことが何度もあります。

仕事の依頼を断ったら次の依頼がこないかも……と思い(実際に二度断ったら「いつもお忙しそうだから、もう依頼しません」と言われたこともありました)、無理して引き受けてしまったことが何度もありました。そして、納期に間に合わなくなったときには、「どうやってそのことを伝えよう。どうやって謝ろう」とひどく悩んでしまったことがあります。

フリーランスの不安をなくす10の方法

1 当たり前のことをきちんとする
あいさつをする。約束(納期)を守る。健康を維持する。失敗したときや困ったときに逃げない。
失敗への対応策を考えておく。

2 覚悟を決める&強いマインドを持つ
フリーランス=お気楽ではない
遊んでいるように見えるブロガーやyoutuberなどもすごく努力している。締め切りに間に合わないと胃が痛む。締め切りに間に合わず自殺を図ったフリーランサーもいる。
私は、仕事を受ける自信がない、お金を受け取れるスキルがあるのか心配だった。
翻訳学校の先生に「文句を言われたら金を返せばいいだろ!」と言われた。
次の仕事がくるまで「やはり納品した翻訳が良くなかったのか」と心配がどんどん膨れ上がった。
実力が低い。自分の実力を直視する。→事実を受け止める。実力が低いのは致命的ではない。高めることができる。

3 準備をしておく(スキル、人脈、貯金、クレジットカード、住むところ、できれば投資用不動産)
会社員であれば、辞める前にすることがたくさんある)。生活費(多ければ多いほど安心。少なくとも3か月分)、スキル、クレジットカード、もらえるお金の確認(退職金、失業保険など)、できれば不動産投資のための融資を受ける。
・スキルの習得(資格にこだわりすぎない。一生学び続けない)
・独立資金(小さく始める)

4 自分への投資をいつもする(スキルを常時磨く)
強み・得意なことで稼げること。学び続ける(updating)

5 健康管理と時間術をする
駆け出しのときは、無理な仕事を受けなくてはならないことがある。根を詰めて死ぬ人がいる。徹夜続きの時もあった。

6 信用と実力を高める(良い人脈を築く)
一定の質以上の成果物を提出する
スキルは常に磨く

会社や取引先や知り合いから仕事をもらえるぐらいの実力と人脈を築く

7 価格競争に巻き込まれない仕事を得る
根拠のある自信を持つ
サービスを明示する
クラウドワークスなどで仕事を探す(フリーになる前にやっておく)
営業する(営業ができない → 最大の営業は実力(成果)(+リーズナブルな価格)。HPに営業マンとなってもらう)
マーケティング(同業者と知り合って、いくらもらっているのかを知る)

8 複数の収入源を持つ
複数の取引先から仕事をもらう(ひとつだけに頼っていると不安定)。複数の収入源を得る(株式投資、不動産投資、顧問など)

9 お金の使い手(マスター)になる
・「収入―貯金>生活費」で生活する。
・貯金が100万円以上になったら株などで運用し、配当などで「お金に増えてもらう」ようにする。
・貯金が300万円以上になったら不動産投資を検討する。
・できればフリーランサーになるまえに投資用不動産をローンを使って購入し、毎月の家賃(キャッシュフロー)を得る。

通訳翻訳ジャーナル2015Summer号にインタビューを掲載していただきました。『フリーランス通訳者・翻訳者のお金のはなし』はデビュー前に知っておくといいこと(スキル取得費、最初の料金の決め方、独立資金)なども詳しく書かれているので、通訳者や翻訳者を目指す人は読んでおくといいと思います。

税金のことを学ぶのも大切です。税金を払いたくなくて赤字にするのは、私はよくないと思います。新事業でお金を借りたい、住宅ローンを組みたい、融資を使って不動産賃貸をしたいなどというときに、お金を借りることができないからです。

法人化するとメリットもありますが、デメリットもあります。どっちがトクかは、法人を畳むまでのことを考えて法人化をすると良いでしょう。

10 経営戦略を立てる
いきなり目的地には到達できない。目的地までの道のりでは、青信号になっているところを進んでいく。
一流をめざす翻訳者VS経営者の葛藤
斜陽産業であれば、早めに次の収入源を確保する

***2019年10月27日(日)税金集中講座 参加者募集中*** 

第一部 副業サラリーマンのための税金講座
税金の基本
個人と法人のそれぞれの申告方法・メリット・デメリット
事例ごとに個人と法人どちらが良いのか
会社にばれない方法
法人化にするタイミング
家族に法人の代表になってもらう節税方法など

税金集中講座

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著者。特許翻訳者。ユダヤ人富豪の義父に学び、自らも7億円の不動産資産を築いた不動産投資家という顔も持つ。 東京都出身。外資系メーカー、シティバンク勤務を経て、イスラエル国籍のユダヤ人と結婚。子ども二人に恵まれるも離婚。在宅で翻訳の仕事をフリーランスとしてしながら、シングルマザーとして子ども達を育てた。東欧からの移民の子で、14歳から働き、資産ゼロから財産を築いたユダヤ人の義父からは不動産投資を学び、投資物件(7億円)などの資産を築いた。著書に『ユダヤ人と結婚して20年後にわかった金銀銅の法則50』『ユダヤ人大富豪に学ぶ お金持ちの習慣』『貧困OLから資産6億をつかんだ金持ち母さんの方法』『お金の不安から自由になって幸せな女になる』がある。オンラインサロン「マネサロ」主宰 http://yymsalon.jp/wp/