スタートアップ企業・ベンチャー企業への投資

こんにちは! 星野陽子です(自己紹介)。

日本の凋落、衰退、失われた30年……

「国際競争力」や「企業の収益力」など多くの国際ランキングで、日本はどんどん順位を落としてきています。日本が衰退していく様子はもうみんながわかっていることではないでしょうか。

一方、世界を見回すとITを使って飛躍している企業がたくさんあります。日本からAmazonやFacebookみたいな企業が出てきたら日本も元気になってくるのではないでしょうか。

スタートアップ企業の成功に必要なものの一つは資金調達

成功しているベンチャーを多く輩出しているアメリカのシリコンバレーやイスラエルや中国の深センなどには、スタートアップ企業が多く切磋琢磨しているイメージがあります。さらにエンジェル投資家(Wikipediaによれば創業間もない企業に対し資金を供給する富裕な個人のこと)が多く、資金を出してもらえる環境があるのでスタートアップ企業が成功しやすいのでは?と思います。

スタートアップ情報プラットフォームINITIALによれば、国内のスタートアップの資金調達額は増えてきているものの、やはり中国、米国、イスラエルなどと比べると日本はかなり低いのです。

2018年、日本国内スタートアップの資金調達額は過去10年において最高額の4,330億円を記録した。(出所:INITIAL、2020年1月23日基準)
国際的に見てこの水準は大きいのか。スタートアップに対する投資の定義は様々に存在するが、一般的に国際比較として用いられることが多い各国のベンチャーキャピタル(VC)投資額をGDPで割り戻した数値で比較してみよう。

数か国を抜粋したVC投資額の対GDP比率グラフを以下に示す。

日本にもエンジェル投資家が増えるといいなぁと思いますし、私もエンジェル投資家になりたいです!でも上場している会社であれば株を買って応援することができますが、資金力のない一個人がベンチャー企業を応援するって無理ですよね??

ベンチャー企業への投資が少額からできるように

10億円とか数十億円とか持っている投資家さん達が、知り合いの未上場の会社に投資をしたとか、100億円以上持っている人に投資をしてもらっているとか、最近ではバイアウトされてお金を手にされた方がちょこちょこと投資されているとか、そんな話を聞いて「かっこいいな」と思っていました。

たとえば上場するというような成功をするまでに、起業家は苦しい思いを何度となくされるようです。特に資金がショートするような場面で「投資をする」と言ってもらえたらどんなに助かることでしょう。けれども、もちろん投資家もリスクをかなり取っているわけで……。池井戸潤氏の小説になりそうですね。

自分にはまだまだ先の、というか一生できないような投資かと思っていたのですが、10万円という小口からベンチャー企業に投資できるプラットフォームができてきています。

私は、ハイリスク・ハイリターンということを肝に銘じ、株式投資型クラウドファンディング FUNDINNOで某ベンチャー企業へ10万円だけ投資してみました。こういう投資は、余裕資金のごく一部だったらいいのでは?と思います。

新しい商品やビジネスモデルを見るのは、単純にワクワクして楽しいです。

まだ読んだだけで実践をしていませんが、参考となる本がありました。

『1口30万円から、エンジェル投資家になって億を築く! ~学校では教えてくれない 個人資産100億円の築き方』 という本ではエンジェル投資についての基礎知識や投資先の見分け方などが書かれています。

『お金持ちは不況・恐慌で一財を築く』という本では、米国の上場前のシリコンバレースタートアップに投資する方法として、AngelListというプラットフォームを使えば1000ドル程度からの出資ができると書かれています。

ベンチャー企業への投資はハイリスク・ハイリターン

週刊東洋経済2021年1/9号の特集「富裕層㊙マネー学」では、期待リターンで富裕層を地主タイプ、中小企業社長タイプ、外資エリートタイプ、IPO長者タイプの4つに分類していて、それぞれのタイプの富裕層の投資について書かれています。

自ら立ち上げた企業を上場させ資産を増やしたIPO長者タイプは資産の40%を未上場株に投資しているイメージだそうです。

でも未上場企業への投資はハイリスク・ハイリターンです。

未上場企業への投資は究極のハイリスク・ハイリターン投資だ。というのも、ベンチャー企業への出資では「10社投資しても、そのうち1社のビジネスが成功するかどうか」といわれているからだ。(P54「大化け期待の未上場株」)

また、「未上場株を買うと儲かる!」という詐欺の話が結構あるようですので、うまい話には注意しましょう!

エンジェル税制

ベンチャー企業への投資を促進するために「エンジェル税制」というものがあります。

エンジェル税制とは、ベンチャー企業への投資を促進するためにベンチャー企業へ投資を行った個人投資家に対して税制上の優遇措置を行う制度です。
ベンチャー企業に対して、個人投資家が投資を行った場合、投資時点と、売却時点のいずれの時点でも税制上の優遇措置を受けることができます。
また、民法組合・投資事業有限責任組合経由の投資についても、直接投資と同様に本税制の対象となります。(中小企業庁のHPより)

→ 中小企業庁「エンジェル税制の仕組み」

多くのベンチャー企業が成功しますように!

未上場株式マーケットFUNDINNO MARKET、オープン!

未上場株式マーケットである、FUNNDINNO MARKETがオープンしました。私は二つの会社にFUNDINNOさんで投資しているので、流動性が高まるのは大歓迎です。

*未上場会社の株への投資をうたう詐欺が多いので、くれぐれも詐欺にご注意ください!!!

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ABOUTこの記事をかいた人

著者。特許翻訳者。ユダヤ人富豪の義父に学び、自らも7億円の不動産資産を築いた不動産投資家という顔も持つ。 東京都出身。外資系メーカー、シティバンク勤務を経て、イスラエル国籍のユダヤ人と結婚。子ども二人に恵まれるも離婚。在宅で翻訳の仕事をフリーランスとしてしながら、シングルマザーとして子ども達を育てた。東欧からの移民の子で、14歳から働き、資産ゼロから財産を築いたユダヤ人の義父からは不動産投資を学び、投資物件(7億円)などの資産を築いた。著書に『ユダヤ人と結婚して20年後にわかった金銀銅の法則50』『ユダヤ人大富豪に学ぶ お金持ちの習慣』『貧困OLから資産6億をつかんだ金持ち母さんの方法』『お金の不安から自由になって幸せな女になる』がある。