投資としてのアート

こんにちは! 星野陽子です(自己紹介)。

以前、リトグラフを数点購入していました。当時は翻訳で稼いだお金の半分ぐらいが税金などの支払いになってしまうことが悲しくて(本当に命を削って仕事をしているという感じだったので……)、なんとか税金の支払いを抑えられないかと考えていました。

けれども顧問税理士さんは経費に計上できるものについては厳しくて、私も知識がなくて経費にできるものも経費にしていなかったので(そもそも忙しすぎて買い物をする時間がなかったので)、経費はあまりなく、利益をたくさん出して、たくさんの税金を支払っていました。まあ、利益をたくさん出してたくさん税金を払っているというのが評価されて6億円もの収益物件をフルローンで借りることができたので、下手な節税をするよりは、よかったといえばよかったのですが……。

税金や会社経営の勉強を始めた頃に、会社や病院に絵画が飾ってあることに気づき、それは単に装飾だけの目的ではないと知り、私もリトグラフを数点購入することにしました。

経費に計上できるものについて厳しい税理士さんも、事務所に飾る絵画であるというと、あっさりと経費にしてくれました。

10万円台、20万円台、30万円台といくつか気に入ったものを購入したのですが、その中に草間彌生さんの絵画もありました。「かぼちゃの絵を買うべきでしょう!」と思ったのですが、すでに高かったような記憶があります。そこで予算内の「果物かご」というものを、すごく気にいった!というわけではないのですがおそらく30万円台で購入しました(何点か購入していてどれがどれだかまだわからない……)。

今日、某ギャラリーのサイトでこの絵の価格を チェックしたら456万円!(ヤフオクなどで安い価格のものもあるようですが……)。 え!? 本当???
これって本物かしら?などいろいろと疑問があります。自分ではタグボートさんで購入したと思ったのですが、領収書をみるとSBIアートフォリオさんで購入しているようです。

5点ぐらいで買うのをやめたのは、絵画が額縁を入れると思ったより大きくて重くて保管するのが嫌だな~と思ったからです(物は破損や盗難や火災などでの消失が心配になるのが嫌なので、持ちたくない派です)。

でも、すごく儲かる可能性があるし、アーティストを応援できることでもあるかと思うと、アートへの投資はいいなという気持ちになり、きちんとアートのことを学びたくなりました。

株式会社タグボートの代表取締役の徳光健治(とくみつ・けんじ)さんが書かれた『教養としてのアート 投資としてのアート ビジネスパーソンが身につけたい基礎教養』を読んだら、あらためてきちんと教養として知っておきたいことや、投資としてアートを購入するときに考えておきたいことが見えてきました。

本にも書かれていますが、実感しているのは「個人の好き嫌いで作品を買うと失敗する可能性が高い」ということ。そして「投資としてのアート購入の鉄則」を知っておいた方がいいということ。「正しく買えば価値は10倍になる」(それ以上も狙えそう!)。10万円以内で買えるおすすめアーティスト20と10万円を超えるがチャレンジしたい注目アーティスト20も書かれています。実はとっても気になっていてまだアートを購入していないアーティストさんがいるのですが、注目アーティストの中に入っているので、すごく嬉しく思いました。見る目があるかも!(笑)

東洋経済ONLINEの記事:10万円の「アート」の値段が5倍にもなる理由 日本人が知らない現代アート投資の実態

ABOUTこの記事をかいた人

著者。特許翻訳者。ユダヤ人富豪の義父に学び、自らも7億円の不動産資産を築いた不動産投資家という顔も持つ。 東京都出身。外資系メーカー、シティバンク勤務を経て、イスラエル国籍のユダヤ人と結婚。子ども二人に恵まれるも離婚。在宅で翻訳の仕事をフリーランスとしてしながら、シングルマザーとして子ども達を育てた。東欧からの移民の子で、14歳から働き、資産ゼロから財産を築いたユダヤ人の義父からは不動産投資を学び、投資物件(7億円)などの資産を築いた。著書に『ユダヤ人と結婚して20年後にわかった金銀銅の法則50』『ユダヤ人大富豪に学ぶ お金持ちの習慣』『貧困OLから資産6億をつかんだ金持ち母さんの方法』『お金の不安から自由になって幸せな女になる』がある。