英語で発信して稼ぎ力をアップしよう

1 英語でコミュニケーションが取れたら稼ぎ力がアップする

英語でコミュニケーションが取れたら世界が広がります。コミュニケーションできる相手が日本人だけでなく、英語でコミュニケーションがとれる全世界の人になるので、マーケットが格段に広がるという意味でもありますので、稼ぎ力もアップします!

もし物販をしている人でしたら、日本だけでなく世界がマーケットになります。小さな飲食店でも英語メニューがあるだけでお客さんの数が増えます。

私は外国の人たちの考えを聞いたりすることで、狭い考えの世界から解き放たれて精神的にかなり楽になりました。

でも「英語でコミュニケーションなんてとれない」と思ってしまう人がまだ多いのではないでしょうか。日英翻訳者の私が、英文ライティングで最初に悩んだことをもとに英語で書くことについてお伝えします。

2 誰でも英語は書ける

今はグローバル化が進んで、英語で話したり書いたりしてコミュニケーションを取られる方もたくさんいらっしゃるかと思います。なので私が日本語から英語への翻訳の仕事を始めようと思った頃と状況が違うので杞憂かもしれませんが、「普通の日本人に英文は書けない」と思わないことです。

当時の日本人(私)は「英語から日本語への翻訳はもしかしたらできるかもしれないけれども逆は無理」という感覚がありました。けれども日英翻訳の仕事を始めてから気がついたのは、私が目にする米国特許明細書の多くは英語のネイティブスピーカー以外の人に書かれているということでした。つまり、様々な国の優秀な人たちがアメリカの有名大学で学び、そのままアメリカの勢いのある有名企業に入り、そこで研究をし、発明をし、論文を書いたり、特許を取ったりしているような人が多いのです。ですので英語の文法が怪しい文もあったりします(日本人の研究者でもいい研究をするのに英語が良くなくて海外で評価されないという人たちがいらっしゃるのはすごくもったいないです……)。

英語は世界の共通言語となっているので、世界中の人が使うコミュニケーション・ツールです。

「英語は無理」と言わずに、Google翻訳や、無料のオンライン辞書を使って、英語でコミュニケーションをとってみましょう!

3 私が英語ライティングで最初に悩んだこと

仕事で英文を書くときには、もう少しきちんとした英語が必要になるかと思います。

3-1 単数か複数か
日本語では単数か複数かがはっきりしないことが多いのですが、英語で書くときには「どちらで書いた方がいいだろう?」と悩みました。

その前に、英語には可算名詞と不可算名詞があります。
可算名詞は単数であればa, anをつけ、複数であれば単語を複数形にします。
例) an apple -> apples

不可算名詞はたとえばwaterとかadviceなどです(これらも複数で使う場合がありますが、ここでは抽象的な概念で考えてください)。watersと書かずにsome water、a glass of waterなどと書きます。

それを調べるには可算名詞、不可算名詞と書いてある辞書を使います。英英辞典を使うように心がけると「使える」英語が身につくので、英英辞典をなるべく使うようにしてはいかがでしょうか。

https://www.ldoceonline.com/ には、単語の隣にnoun[Countable](名詞(可算))あるいはnoun [Uncountable](名詞(不可算))と書いてあります。

言葉は日本語もそうですが時代とともに変わります。私が翻訳の仕事を始めたばかりの20年前の頃はデータは単数形がdatumで複数形がdataという人がまだいました。今は、dataと不可算名詞で扱われています。

3-2 冠詞

a か theか。これには大いに悩みました。ある翻訳学校の冠詞についての授業で、アメリカ人のネイティブスピーカーの知識人3人が同じコンテンツにおいてtheをつけるところを直した文を見せてもらったことがありますが、みんながtheとしたのは3割程度でした。なので、その三割の絶対にtheにするところはtheにしますが、その他はケースバイケースで自分で考えてaかtheかを決めています。

**特許明細書では部材に番号が振られていますが、最初に出てきたとき(初出)にはa(an)として、それ以降はtheとします。(クレームは明細書と別物と考え、クレームで最初に出てきたらa(an)でそれ以降はtheとします。そういえば昔は二回目以降はsaidとしていました。普通の英文なら絶対にtheとするべきところでもaとします。たとえばa head of a personみたいなことです(いくつ頭があるんかい。笑))

いまだにそれは英文を読むときに気にしています。ABC newsやNewsweekやTimeやBloombergなど英語のサイトを読むときに、「ここはaを使うんだ」とか「ここはtheを使うんだ」とチェックします。新型コロナウィルスの感染防止のための巣籠もり用に大好きなスヌーピーの漫画を勉強を兼ねて読もうと思って「ピーナッツ全集」を購入したのですが、そんなことをチェックしているせいか全然進みません💦

3-3 数字や数字表記

ここからは産業翻訳(特許翻訳)などを考えている方向けにお話します。

技術系英文ライティングのような本で技術系のライティングについて学びました。たとえば何か操作をするときには、時系列で説明します。日本語に引きずられて時系列でなくなってしまうので、意識しながら訳します。

要となることはきっちり押さえておくべきでしょう。

それから、日本語の原稿に、例えば「5以上、5以下」
と書かれていることがよくあります。

この場合は、5が両方に含まれてしまっています。

経験的には「5以下」が「5未満」の意味の場合が
多いのですが、勝手に変えて訳したりせず、原稿
通りに訳して、「5未満の場合の訳は(例えば)
less than fiveです」などのコメントをつけています。

もっと難しい英語の数量に関しては、よく使っていたのは技術英語数量表現辞典ですが、もう発売されていないかもしれません。

技術英語数量表現辞典/著者不明

¥4,725
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同じようなものはこちらの辞典↓かと思います。

4 位置

「~の上」ではover, above, onなど、しっかり理解しておきましょう。

「~に」 atや inなど。迷ったら「inを使おう」と言っていた先生がいました。

英語でコミュニケーションをとって稼ぎ力をアップしましょう!

 

 

ABOUTこの記事をかいた人

著者。特許翻訳者。ユダヤ人富豪の義父に学び、自らも7億円の不動産資産を築いた不動産投資家という顔も持つ。 東京都出身。外資系メーカー、シティバンク勤務を経て、イスラエル国籍のユダヤ人と結婚。子ども二人に恵まれるも離婚。在宅で翻訳の仕事をフリーランスとしてしながら、シングルマザーとして子ども達を育てた。東欧からの移民の子で、14歳から働き、資産ゼロから財産を築いたユダヤ人の義父からは不動産投資を学び、投資物件(7億円)などの資産を築いた。著書に『ユダヤ人と結婚して20年後にわかった金銀銅の法則50』『ユダヤ人大富豪に学ぶ お金持ちの習慣』『貧困OLから資産6億をつかんだ金持ち母さんの方法』『お金の不安から自由になって幸せな女になる』がある。