現役翻訳者が使っているオンライン辞書

オンラインの辞書が充実する前までは、「辞書も実力のうち」と言われたものです。100万円以上かけて辞書類を揃えました。今で言えば「検索技術も実力のうち」でしょうか。

現在はオンライン辞書を主に使っていますが、それはたくさんの辞書・辞典・専門書をずっと使ってきて、ある程度知識がついたので、オンライン辞書でもどうにか大丈夫になったという感じです。もちろん、知らないことがあれば、オンライン辞書だけでなく、紙の辞書・辞典や専門書で確認します。ネット上の情報は信用できないものもあったりするので、注意が必要です。

有料のもの
英辞郎 on the WEB Pro

研究社オンライン・ディクショナリー

無料のもの
Weblio
(たくさんの単語・用語や例文が載っていますが(特許分野の用語や例文も)、裏付けを取った方がいいものも多く含まれています。)

日本語から英語への翻訳におすすめの英英辞典
私は日本語から英語の翻訳をしているので英英辞典は欠かせません。基本的にはアメリカ英語を使うようにしています。
Merriam-Webster’s learner’s dictionary

可算名詞か不可算名詞ということや、用法なども確認します。

たとえばdataは、昔は単数形がdatumで複数形がdataでしたが、現在は単数も複数もdataと使われています。”Usage”として Data is plural in form but is used with both plural and singular verbs.複数と単数の動詞とともに使われると書いてありますが、そういうことも一つずつ単語をチェックされるといいかと思います。
https://learnersdictionary.com/definition/data

ABOUTこの記事をかいた人

著者。特許翻訳者。ユダヤ人富豪の義父に学び、自らも7億円の不動産資産を築いた不動産投資家という顔も持つ。 東京都出身。外資系メーカー、シティバンク勤務を経て、イスラエル国籍のユダヤ人と結婚。子ども二人に恵まれるも離婚。在宅で翻訳の仕事をフリーランスとしてしながら、シングルマザーとして子ども達を育てた。東欧からの移民の子で、14歳から働き、資産ゼロから財産を築いたユダヤ人の義父からは不動産投資を学び、投資物件(7億円)などの資産を築いた。著書に『ユダヤ人と結婚して20年後にわかった金銀銅の法則50』『ユダヤ人大富豪に学ぶ お金持ちの習慣』『貧困OLから資産6億をつかんだ金持ち母さんの方法』『お金の不安から自由になって幸せな女になる』がある。