屋久島 Yakushima Island

こんにちは! 星野陽子です(自己紹介)。

一人旅ばかりしている私にしては珍しく、大手旅行会社のツアーに参加して、2泊3日で屋久島に行ってきました。

羽田空港を朝7時55分に出発する飛行機に乗りました。7時を少し過ぎた頃に空港に到着しましたが、大混雑でカオス状態!

添乗員さんから前日に電話があり、「昼ご飯は鹿児島から屋久島への乗り換えのときか、屋久島への飛行機の中しか食べる時間がありません」と言われたので、おにぎりを2つどうにか購入しました(コンビニの棚にはおにぎりやサンドウィッチがほぼない状態)。

鹿児島空港に着き、おにぎりを急いで食べました。プロペラ機に乗り換え、桜島を見下ろしながら屋久島空港へ。

屋久島空港は管制塔もない小さな空港です。預けた荷物は飛行機から運ばれて、小さなカウンターの上に置かれたので、受け取りました。

ツアーのバスが空港の外に待っていました。参加者は12名。ご夫婦が3組と一人参加が6名です。屋久杉自然館と屋久島環境文化村センターに行きました。

屋久杉についてのお勉強。

屋久島で一番古くて大きいと言われている「縄文杉」の実物大のタペストリー。樹齢1千年以上のものを「屋久杉(やくすぎ)」と言い、その中でも大きいものには「縄文杉」「弥生杉」「紀元杉」などと名前がついているそうです。

縄文杉を見るには往復10時間の山道を歩かなくてはなりません。私は歩けそうだと思ったのですが、山にはほとんど行っていませんし、過信は禁物だと思い、バスで行けるところにある「紀元杉」を見ることができるツアーにしました。

15時に宿にチェックインし、初日の行程は終了とのこと。

えええ!! こんなに遠くまで来たのに、宿で大人しくしていられる私ではありません(笑)。

添乗員さんや、宿の人に「これから夕食までの間に観光できるところは?」と聞いたところ、「特にないですよ。宿の周りを散歩するぐらいしか……」とのことでした。バスも一時間に一本程度で近距離エリアを周っているだけのよう。

そんな~。自分でさっと調べて隣町の本坊酒造の工場見学に間に合うかと思い、そこへの行き方を聞くと、「バスがないですし、タクシーで行くとしても片道5千円ぐらいかかります。そもそも今、空いているタクシーがない」とのこと。

仕方なく散歩することに。益救(やく)神社などに行きました。夕食は18時半でした。おいしいと思うものもなかったです。大浴場は温泉でないということなので、部屋で入浴することにして、部屋で長い夜を悶々と過ごしました。

そもそも早朝便のフライトであれば、昼ご飯の場所ぐらい提案できたのでは? 15時以降の時間の過ごし方の提案があってもよかったのでは? 旅行会社への不満が積もりました。

翌日は、益救神社へ。前日訪れましたが、ガイドさんの説明で気づいていなかったところを知ることができました。

バスに乘って白谷雲水峡へ。

やっと期待していたような自然に触れることができました。外国からの旅行客も結構いらっしゃいました。

二代大杉

永田いなか浜

3日目。宿から9時にバスで出発しました。ヤクスギランドへ。

 

 

紀元杉の大きさを見てもらうために、お目汚しですみませんが、私が入っている写真をお見せします。

縄文杉はこの2倍の大きさがあるそうですよ。

屋久島空港から19時のフライトで鹿児島空港に向かう予定ですが、16時頃屋久島空港でバスを降ろされ、ひたすらフライトを待つということでした。

なので空港至近の「まんてんの湯」に行って温泉に入り、ゆっくりしました。


今回の旅行は満足できないことも多々ありましたが、作家の林芙美子が小説『浮雲』に「屋久島はひと月に35日雨が降る」と綴ったように、屋久島の降水量は多いのに雨に降られなかったことは、非常に幸運でした。

そして、屋久島で生まれ育ったバスガイドさんのお話から、たくさん学べたと思います。バスから見えるところにお墓がいくつかあったのですが、きれいな花が見えました。県民性とのことですがお墓参りを頻繁にし、花も絶やさないとのこと。花がないと陰口を叩かれたりする、というのは恐ろしいですね。

「よくわからないからお任せする」というのは投資ではやってはいけないこと、と人に言ったりしています。しかしながら、今回の旅行では、そういうことをしてしまったわけで。自分が悪いです。

屋久島に行って縄文杉を見たいのなら、山道を往復10キロ歩ける自信をつけてから、日帰りのツアー(宿に朝の4時に迎えに来てくれて、ガイドさんと一緒に歩くというツアー)に申し込んだらよかったと思います。

そこまでせずにヤクスギランドを個人で歩けそうな範囲で歩いてもいいかと思います。

個人でプランを立てていたら、早朝とか深夜のフライトにしなくても済みました。

「15万円払って辛い思いばかり!」と思ったりしましたが、実は3日間とも晴れて白谷雲水峡やヤクスギランドに行けたのは、本当にラッキーでした。同じようなツアーに申し込んで、雨に降られて白谷雲水峡やヤクスギランドに行けなかった人たちもいるとのことです。

今回の旅行ですが、反省して今後に活かしたいことは人任せにしないということ。何事においても、人任せにしないことが大切だと肝に銘じました。もちろん自分で調べて、「ここは自分でやるより人に任せた方が合理的だから人に任せよう」と言って人に任せるのは良い事です。けれども「よくわからないから、プロなどわかっているような人にお任せしよう」は、悪い事です。

さらに、自分の好きなことや譲れないもの(私の場合「おいしいもの」と「温泉」)を知って、それを満足させると旅の満足度が飛躍するかと思います。

ABOUTこの記事をかいた人

著者。特許翻訳者。ユダヤ人富豪の義父に学び、自らも7億円の不動産資産を築いた不動産投資家という顔も持つ。 東京都出身。外資系メーカー、シティバンク勤務を経て、イスラエル国籍のユダヤ人と結婚。子ども二人に恵まれるも離婚。在宅で翻訳の仕事をフリーランスとしてしながら、シングルマザーとして子ども達を育てた。東欧からの移民の子で、14歳から働き、資産ゼロから財産を築いたユダヤ人の義父からは不動産投資を学び、投資物件(7億円)などの資産を築いた。著書に『ユダヤ人と結婚して20年後にわかった金銀銅の法則50』『ユダヤ人大富豪に学ぶ お金持ちの習慣』『貧困OLから資産6億をつかんだ金持ち母さんの方法』『お金の不安から自由になって幸せな女になる』がある。