Airbnb(民泊)でホストをしてみよう!

Airbnbとは

Airbnb(エアービーアンドビー)とは、2008年にアメリカで始まった、世界中の宿泊施設をネットや携帯電話で掲載したり予約したりできるプラットフォーム(宿泊仲介サイト)。B&Bとはbed and breakfastの略で、イギリスなどでbed(宿泊)とbreakfast(朝食)を比較的低価格で提供している、昔からある宿泊施設のことです。私もそういう施設を海外旅行でたくさん利用しましたが、インターネットが発達する前は、施設を見つけるのは現地に行ってからだったりしました。ネットで簡単に自分の家の空いている部屋(リビングルームのソファだけでも可)を貸したり、そういうものを利用できたりすることになったのは画期的です。

Airbnbのコンセプトは「暮らすように旅をしよう」。190以上の国にairbnbに登録している部屋(お城やツリーハウスなども!)があるそうです。

私がAirbnbに取り組む理由

私も民泊事業を東京都内で個人としてやっていますが、以下のような理由からです。

・空き部屋を活用できるようになりたいから(空いた部屋の活用の選択肢を一つでも多く持ちたいから)

・シェアリング・エコノミーの時代なので、自分も何かシェアしてみたい

・ネット上のプラットフォームの仕組みを理解したい

「稼ぎ力」をアップしたい

・インバウンドを狙ったビジネスをしてみたい(特に東京オリンピックの時に!)

・世界中の人たちと交流したい

Airbnbの仕組み

*しばしばルールなどが変わるので、2019年11月時点でのことを書きます。実際に利用されるときにはAirbnbのサイトをお読みください。

・ゲスト(部屋を利用する人)もホスト(部屋を提供する人)も会員登録をする(ID認証が必要)。

ホストからしてみると、ゲストはAirbnbがID認証をしている人なので、ある意味安心です。ただし、一度、「お友達に予約をしてもらったと」いう別人が来たことがあります。ホストはIDを確認します(パスポートのコピーを取ることを警察から依頼されています)。

一度、ホストとして利用してみるといいと思います。メリットとしては「安く泊まれる」場合が多いこと。また「現地の人と交流したい」という人は、交流を積極的にしているホストを探すといいと思います。私はホストとの交流よりは安く泊まりたいという気持ちで部屋を探して、名古屋、ニューヨーク、アジアの国々で宿泊しました。特にニューヨークはホテルがとても高い時期だったので、リーズナブルに泊まることができて、助かりました!

・サイト上ではハンドルネームを使える。

・決済と手数料

ゲスト 宿泊料 6-12%

ホスト   “   3%

決済はAirbnbがする。ゲストはクレジットカードなどでAirbnbで決済をする。ゲストがチェックインした翌日にAirbnbからの支払い手続き(paypal、銀行への送金など)が行われる。お互いに現金のやり取りをせずに済む。

・ホスト保証があり、最大1億円まで損害を補償してもらえる

・貸せるもの

家(マンションの部屋)まるごと一軒、家のなかの一部の部屋、部屋を何人かでシェアなど。

・貸し方

貸し方はフレキシブルで、期間、料金、朝食を提供するかしないか、ハウスルールなどを決めることができる。

もちろん料金が高すぎれば泊まる人がいないかもしれませんので、他の部屋(リスティングといいます)と比較しながら決めます。

AirbnbについてQ&A

以下、よく聞かれることをQ&Aにしてみました。

Q 知らない人に貸すのは心配では?

A お互いにレビューする仕組みがあるので、私はリクエストが入ったら、その人のレビューを確認して承認しています。泊まるときには「スーパーホスト」が提供する部屋を探しています。

Q どんな人が来るの?

A 若い人が多いのですが、70代の方々もいらっしゃいます。私は賃貸併用住宅の2階の4部屋を一つずつ女性に限定して貸しています(ゲストは一人旅の女性が多いです。2階を借り切って家族や友人でいらっしゃる方もいます)。ただAirbnbからは「女性限定」というのは差別なので、なるべくそのような「限定」はしないで欲しいと言われたことがあります。ゲストが女性かどうか、自分で確認しなくてはならないため、リクエストをしてもらって承認する形にしています。

1階のワンルームも貸していますが、こちらは二人泊まれる部屋で、誰でも泊まれ、リクエストなしに予約が成立するAirbnbが推奨する設定にしています。

Q 大変なことは?

A 木造の家なので2階の足音が響いたりします。静かに歩いて欲しいというお願いを丁寧にハウスルールに書いておくことで解消しました。たいていのことはハウスルールに書いておくことで、問題が起こりません。

言葉ですが、日本語で書いても「翻訳する」というボタンを押せばその国の言葉に翻訳されるので、英語ができなくても、それほど困らないのではないかと思います。

日本語ができない外国の人とは、お互いに翻訳アプリを使いながら、意思疎通を図るようにしています。

Airbnbでホストをするためには届け出が必要

*民泊をするには住宅宿泊事業の届け出などが必要です。

国土交通省の民泊制度ポータルサイト

 

私は保健所に届出しましたが、受け付けてもらうのにすごく大変でした。

airbnbオフィシャルサポーターの行政書士さんの話を聞きに行き

保健所の説明会に出席し

近所の皆様への周知を行い

保健所に事前相談に行って提出書類をチェックしてもらい

それなのに提出したら不備をたくさん指摘され(担当者さん達が不慣れ)

「後見登記等ファイルに成年被後見人、被保佐人とする記載がないことの証明書」を東京法務局から取り寄せたり

破産宣告又は破産手続開始決定の通知を受けていないという「身分証明書」を戸籍のあるところから取り寄せたり

…そこまで必要なんでしょうかと思いました(笑)。

標識はB6サイズで門扉や玄関などの公衆が認識しやすい位置に、共同住宅の場合は、5センチ四方の標識シールをポストに掲示してください、とのこと。

民泊新法が施行された後、届け出番号をとることができなかった8割のリスティング(掲載されている部屋)は削除されたらしいです。

簡易宿泊所として営業する

180日ルールに縛られない方法としては簡易宿所として営業する方法などがあります。ただし、物件の場所の用途地域に縛りがあります。

三浦弘人さんは沖縄で簡易宿泊所などをされています。

健美家さんでの三浦さんのコラム

Airbnbホストをしたい方!

Airbnbのこちらから申し込まれると少しばかりの謝礼が得られます。育児や介護をしながらできる仕事かと思います。私は楽しくやっています!

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ABOUTこの記事をかいた人

著者。特許翻訳者。ユダヤ人富豪の義父に学び、自らも7億円の不動産資産を築いた不動産投資家という顔も持つ。 東京都出身。外資系メーカー、シティバンク勤務を経て、イスラエル国籍のユダヤ人と結婚。子ども二人に恵まれるも離婚。在宅で翻訳の仕事をフリーランスとしてしながら、シングルマザーとして子ども達を育てた。東欧からの移民の子で、14歳から働き、資産ゼロから財産を築いたユダヤ人の義父からは不動産投資を学び、投資物件(7億円)などの資産を築いた。著書に『ユダヤ人と結婚して20年後にわかった金銀銅の法則50』『ユダヤ人大富豪に学ぶ お金持ちの習慣』『貧困OLから資産6億をつかんだ金持ち母さんの方法』『お金の不安から自由になって幸せな女になる』がある。