収入がなくなっても1年生きられる程度の貯蓄が必要

こんにちは! 星野陽子です(自己紹介)。

新型コロナウィルスは様々な問題点をあぶりだしています。

まず、今回のような事態になったときの医療が十分でないということ。
そして弱者を救う財力がないという自治体が多いということ。

これらは大多数の人が薄々気づいていた問題ではないかと思っていました。大震災や甚大災害を経験している日本の国民であれば、収入がなくても少なくとも数か月は生きられるように準備しているかと……。でも、そうでもない人が結構いそうですね。

残念ながら、国や自治体に文句を言っても「ない袖は振れぬ」という状況です。そして、日本はどんどん貧しくなっていくと思われます。

ですので、これを機に、真剣にお金のことを考えて、何かが起こって収入がなくなるという事態になっても、自分や家族が1年ぐらい生活できる貯蓄をしておくようにしてみるのはどうでしょうか。

「いや、収入少ないから無理!」とおっしゃるかもしれませんね。

でも収入が少なくても十分な貯蓄がある人達はたくさんいます。

本当にシンプルなことです。収入より支出を低くする。残りを貯める。できれば投資で増やす。ということだけです。それを地道にやっていれば10年もすれば大きくなっているかと思います。

たとえばひとりでも一生お金に困らない本 (日経WOMAN別冊)という本を少し前に読みましたが、「月収20万円女子のメリハリ家計術」では、一人暮らしをしている20代の女性が500万円の貯金を持っていたりします。すごくケチケチした生活でもなく、趣味にはお金をかけていたり、お部屋も快適に過ごせるようにしていたりしています。

(普通預金で持っている人が多いのは、ハイパーインフレになったらと考えると心配になってしまいますが……。)

私は20代で実家から会社に通っていた頃、全然預金できなかったので、この本に紹介されている人たちはすごい!と感心しています。

思えば、その頃は「貧乏な家に生まれてきた自分が資産を持てるわけがない」と最初からあきらめていました。

でも今はわかりますが、億万長者と言われる人たちでも、普通の人たちだったりします。

『となりの億万長者』という本には、1万人以上の億万長者にインタビューとアンケートをして、資産や年収、職業、消費行動のタイプを徹底的に調査したところ、ほとんどはありふれた職業と家庭をもつ「普通の人々」だったと書かれています。億万長者から学ぶべき「7つの法則」を知りたい方は読んでみてください。

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ABOUTこの記事をかいた人

著者。特許翻訳者。ユダヤ人富豪の義父に学び、自らも7億円の不動産資産を築いた不動産投資家という顔も持つ。 東京都出身。外資系メーカー、シティバンク勤務を経て、イスラエル国籍のユダヤ人と結婚。子ども二人に恵まれるも離婚。在宅で翻訳の仕事をフリーランスとしてしながら、シングルマザーとして子ども達を育てた。東欧からの移民の子で、14歳から働き、資産ゼロから財産を築いたユダヤ人の義父からは不動産投資を学び、投資物件(7億円)などの資産を築いた。著書に『ユダヤ人と結婚して20年後にわかった金銀銅の法則50』『ユダヤ人大富豪に学ぶ お金持ちの習慣』『貧困OLから資産6億をつかんだ金持ち母さんの方法』『お金の不安から自由になって幸せな女になる』がある。