こんにちは。星野陽子です(自己紹介)。
以前観たハーブ&ドロシー
という映画をもう一度観たくなり
中古で購入しました。
郵便局員のハーブ・ヴォーゲルと
妻で図書館司書のドロシーの
アートコレクションの話です。
ハーブはアートが好きで働きながら
美術を学んだり、実際に作品を
作ったりしていました。
ドロシーもそんな夫を見て
「アーティストになりたい」と思い
絵を描きましたが、他のアーティストの
作品のコレクションに夢中になるように
なりました。
ハーブのお給料で生活し、ドロシーのお給料で
アートを買ったのです。
アートを買う条件は、その金額で買えて、
彼らが暮らすニューヨークの1LDKのアパートに
収まるもの。
いつしかそれらの作品は有名アーティストたちの
「ヴォーゲル・コレクション」となり
コレクターとしての夫婦も有名になりました。
ただハーブは郵便局でその話をしていなかったので
同僚たちは新聞やテレビで知って驚いたそうです。
『となりの億万長者』という本によれば
アメリカの億万長者の調査をしたところ
多くは、となりに住んでいるような普通の
人達であったということがわかりました。
まさにヴォーゲル夫妻はそんな感じの人達
です。彼らは売る目的や投資として
コレクションをしませんでしたが
コレクションに値をつけたら莫大な金額に
なっていたかと思います。
アートにはそのような可能性がありますね!
ハーブとドロシーはアートが大好きで
毎日アーティストを訪れて作品を見て
楽しみました。
またアーティストたちとの交流も
とても楽しんでいるようでした。
映画にはロバート・バリー、リンダ・ベングリス、
クリストとジャンヌ=クロード、チャック・クロース、
ソル・ルウィット、マンゴールド夫妻、
ルチオ・ポッツィなど有名アーティストも
登場しています。
ヴォーゲル夫妻はヴォーゲル・コレクションを
アメリカ内のいくつかの美術館に寄贈しました。
ハーブとドロシーの人生はとても豊かで
素敵だと思いました。