こんにちは! 星野陽子です(自己紹介)。
金森赤レンガ倉庫でラーメンを食べた後、函館山ロープウェイに向かいましたが、かなりの急坂を上がっていかなくてはなりませんでした。ウェッジソールののサンダルを履いていた私には、靴擦れという試練が待ち構えていました(おおげさ)。
でもせっかくここまで来たのだから、ロープウェイ乗り場まで行こうと思いました。
考えることはみんな同じで、山頂には多くの人達がいました。写真を撮れる場所を取れた人たちは夜景が撮れるまで動かないみたい……。後ろの人たちが手を伸ばして写真を撮っても、あの景色は撮れなそう。
修学旅行の高校生たちの引率の人が「前の方、少し譲ってもらえませんか?」と声をかけるも、全然動かず。後ろにいた私や他の人たちも「お願いします」と控えめに援護しましたが無駄でした。「この子たち、せっかく来たのに夜景見られないなんてかわいそう」とその男性が悔しそうでした。
係員の人が「譲り合ってください」とたまにおっしゃっていたので、「写真を撮ったら動くようにお願いできないんですか」と聞いたところ、「そんなこと言っても、私たちにそんな権利ないんですよ!」と怒られてしまいました。
ロープウェイは片道3分で往復1800円もするので、どんどん人を上げて稼ぐだけでなく、上野動物園のパンダみたいに「立ち止まらないで見てください」とか、立ち止まって写真を撮っても、動くようにしてくれるとか、運営をがんばってくれてもいいのに……と思いました。
ぐいぐい割り込んだり、「動くように言ってよ!」とさらに言ったりするのも気分が悪いので、違う方向の景色をみたり、
1800円以外に100円もかかりますが(いや、1800円も払ったのに夜景見られないなら、無料でいいでしょ??と内心イライラしましたが)、「はこだて夜景フルコース」という映像を観ることにしました。景色を見る場所を陣取っている人たちは夜景を撮るまで動かないでしょうから、時間をつぶそうと思ったのです。
って、誰もいないし!!
その後、4人ほど入ってきたので5人でビデオを鑑賞しました。ビデオは思ったよりずっと良くて、冬の夜景とかきれいな映像をみることができたので、満足しました。
映像が終わると、スクリーンの下の窓のカーテンが開き、そこには、陣取っていた人たちによって見られないかと思っていた、夕暮れ時の景色が広がっているではありませんか!
「え?? うそ?」「なんで??」狐につままれたような私たちに係の人が「オトクでしょ?」みたいなことをおっしゃっていました。
ガラス越しではありますが、見られないと思っていた景色を見ることができて感激しました。
その後、上に上がりますが、陣取っていた人たちは動いてませんでした。後ろの高校生たちの1人が「この下のところなら、順番に写真を撮っていますよ」と教えてくれたので、一つ下の階に行って写真を撮りました。
私も3枚ぐらい撮って次の人に場所を譲りました。譲り合いの気持ちって大切ですよねえ。
ロープウェイを降りるところでも、ガラス越しにシャッターチャンスはたっぷりありました。