投資家はトイレットペーパーに困らない

今朝、ドラッグストアの前を通りかかると、長い列ができていました。新型コロナウィルスの感染が広がり、トイレットペーパーがなくなるというデマにより、品薄になってしまったトイレットペーパーなどを買う人たちでしょうか。

私は花粉症があるので、常にマスクを箱で持っていますので、マスク不足になったときには、持っているマスクで対応できると思い、購入しませんでした。

けれども、その時にきっと今のような事態になると思い、トイレットペーパーやティッシューや食べ物を購入しておきました(もちろん買い占めしたり、高く売ったりする目的ではありません。私は民泊もやっているので、自分だけでなくゲストが困るようなことを避ける程度に買っただけです)。私の周りの投資家は同じように考えていると思います。

なぜなら投資家はいつも先のことを考えるクセがあるからです。知り合いのプロの株トレーダーは、「風が吹けば桶屋が儲かる」というような考え方をしていて、何かがあればすぐに先回りして株を購入しています。

以前、何かがあったときに関連銘柄を購入したのですが、「あれ? 株価が上がらない。考え違いだったか」と思って売却したそうですが、その後、株価が上がったそうです。先回りしすぎだったみたいだとおっしゃっていました(笑)。

不動産投資家の友人からは、非常時用にと高性能マスクとゴーグルをプレゼントしてもらったことがあります。その時は「大げさかも?」と少しばかり感じてしまったのですが、今回の新型コロナウィルスの件で、もし高齢の父が肺炎にかかるなどの事態がおこれば、それらを装着して会いに行ったりできるのだと思って、あらためて感謝しています。

私自身は「備える」とか「予測する」というようなことをしていなかったのですが、投資家さんたちから、彼らの考え方を学んでいるかと思います。

私の好きなボーイスカウトの言葉は「備えよ、常に」です。いつも備えておくと安心です。

ABOUTこの記事をかいた人

著者。特許翻訳者。ユダヤ人富豪の義父に学び、自らも7億円の不動産資産を築いた不動産投資家という顔も持つ。 東京都出身。外資系メーカー、シティバンク勤務を経て、イスラエル国籍のユダヤ人と結婚。子ども二人に恵まれるも離婚。在宅で翻訳の仕事をフリーランスとしてしながら、シングルマザーとして子ども達を育てた。東欧からの移民の子で、14歳から働き、資産ゼロから財産を築いたユダヤ人の義父からは不動産投資を学び、投資物件(7億円)などの資産を築いた。著書に『ユダヤ人と結婚して20年後にわかった金銀銅の法則50』『ユダヤ人大富豪に学ぶ お金持ちの習慣』『貧困OLから資産6億をつかんだ金持ち母さんの方法』『お金の不安から自由になって幸せな女になる』がある。