マネサロ主催の「アートで投資」のセミナーで、タグボートの徳光健治さんにお話をしていただきました。
教養として知っておきたい現代アートですが、マルセル・デュシャンのこちらの作品がもっとも重要な意味を持っています。
既製品の便器にサインをしただけの「泉」という作品です。
デュシャンが発明したのは「考え方をアートにした表現方法」(コンセプチュアル・アート)で、それ以降、芸術家は新たな発想を模索するようになりました。
徳光さんがおっしゃっていたのは
・価値のあるコレクションには教養が必要
・コレクションにはビジネス視点が必要
そして、徳光さんは作品よりはアーティストを見ていらっしゃるそうです。
私が残念だと思ったのは日本人があまりアートに投資していないことです。米国、英国、中国で現代アートの市場が拡大しています。
アーティストもギャラリストも美術評論家もコレクターも美術館もオークションハウスもつながっていて、ユダヤ人によってシンジケートが作られているとのこと。
ユダヤ人は仕組みを作るのが本当に上手ですね!
セカンダリー市場で流通する作品を、しかるべきところから買えば、5年とか10年後には値上がりが期待できそうかと思いました。
セミナー後のランチ会では、徳光さんに質問がたくさん出ました。アーティストやアーティストを応援している人や投資家を含むご参加の方々がとても喜んでくださいました。