こんにちは! 星野陽子です(自己紹介)。
不動産投資が成功するかどうかは、購入時にほぼ決まってしまいます。
とはいえ、うまく運用して、きちんとした戦略を立てないと、融資が頭打ちになってしまうかと思います。
私はREIT(Real Estate Investment Trust 不動産投資信託)をいくつか購入していますが、その資産運用報告を読むのが好きです。今後の戦略や銀行とのよりよい関係性のためにヒントになることが多数あるからです。
不動産投資信託(REIT:Real Estate Investment Trust)とは、不動産を中心に運用する金融商品で、その多くは金融商品取引所に上場しており通常の株式と同じように金融商品取引所において、いつでも売買が可能です。
投資家から集めた資金で不動産投資の専門家がオフィスやマンション等の不動産を購入し、購入した不動産を賃貸し、その賃料収入や売却益から費用を差し引いた残りの収益を投資家に分配します。(野村證券のサイトから引用)
今回はスターツプロシード投資法人の資産運用報告書を読んで、真似したい点や気づいた点を挙げてみようと思います(→ の後に書いたのは私が取り組みたいこと)。
まずこのREITでよかったのは、新型コロナウィルスの影響はごく限定的(住居テナントが95%のため)だったことです(今後の入居者さんの経済状況はほんの少し心配ですが)。
外部成長戦略
安定重視のポートフォリオ構築をしている。
基本方針は「金融市場並びに不動産売買・流通市場の動向を慎重に見極めながら、中長期的に安定した収益の見込める良質な新築・築浅物件の取得の検討を行い、資産規模の拡大、ポートフォリオの質の向上を目指す」。
→ 良質な築浅物件の取得を目指す。
内部成長戦略
PMとの緊密な連携により、運用資産の稼働率や資産単価の向上、資産運用コストの削減を図り、安定した収益の確保を目指す。
某物件について、資産価値向上に寄与する外装リフレッシュ工事を実施中(外壁の修理、タイル交換、鉄部塗装、共用部へのLED照明導入)
→ 同じ内容の工事を私の物件のひとつでしたので、銀行へ報告にこのような表現で記載する。
財務戦略
取引金融機関との良好な関係を継続していくとともに、必要に応じて取引金融機関の拡充、借入期間の長期化、平均金利の低減、返済期限の分散化を進め、財務基盤の一層の強化を目指す。
→ 取引金融機関との良好な関係の継続や金利の低減に努める。
ESGの取り組み
・大規模修繕やバリューアップ工事による耐用年数の長期化
・災害対策型賃貸マンション
・保育園の運営
・幼稚園、小学校、および賃貸住宅の整備
・子育て支援施設の整備促進への取り組み
・免震構造
・防災イベントの実施
・パブリックアートの設置
→ 個人投資家としてやれることは限られていそうだけれども、意識は高くしておこうと思う。LED照明の導入と大規模修繕はやったので小さなパブリックアートとか考えてもいいかも?