こんにちは! 星野陽子です(自己紹介)。
お金の心配を抱える人は以前から多かったのですが、新型コロナウィルスのせいで、さらに増えている気がします。
私も独身の頃は、「お金がない」「お金が貯まらない」「将来が不安」という悩みを抱えていましたし、お金が原因で、ずいぶんと悲しい思いをしたりしました。しかしながら、結婚してから夫(現在は元夫)からの影響でお金が貯まるようになり、お金を稼いだり、投資で増やすこともできるようになりました。
今、私が心配しているのは、これからさらに経済的に厳しく感じる人が増える過酷な状況になってしまわないか、ということ。
もし不安を抱えているのであれば、すぐに何かしらの行動をとってみてはいかがでしょうか。
私が考えているのは「稼ぎ力」と「投資」でお金の不安から解放されたらいいのでは、ということです。
稼ぎ力をアップする方法はたくさんあります。あなたが会社員であるのか、フリーランスであるのか、アルバイトをしているのか、あるいは現在は仕事をしていないのか、また、あなたがどんな人生を望んでいるのか、どれくらいのお金があったらいいと思っているのか、そのようなことを考えると、ここでは書ききることができません。
今回は私自身、翻訳業や不動産賃貸業の傍ら、「書くこと」によって収入を得たりしているので、たとえば、「会社員の方が、副業としてライターを目指して、収入の柱を一本増やす」というケースを考えてみたいと思います。
ライターとは
ライターとは「書く人」であり、雑誌などの記事を書く人、書籍を著者に代わって書く人などが一般的にライターと呼ばれています。最近ではウェブ・メディアの増加に伴い、ウェブ・メディアの記事を書く「ウェブライター」の需要も高まっています。
新聞の記事を書く人は記者、ビジネス書を書く人は著者などと呼ばれていますね。
ライターになるには
資格は不要です。実力があればスクールなどに通わずにライターの仕事を得ることができます。
たとえば、ノンフィクション作家・インタビューアー、小説家の小松成美さんの場合。
小松さんは、中田英寿、イチロー、五郎丸歩、オリンピアンなどトップアスリートからGReeeeN、YOSHIKI、歌舞伎役者などアーティスト・クリエイター、企業家、政治家と広範囲の方々を主題にされ、最近では、平成の歌姫 浜崎あゆみをモデルにした小説「M 愛すべき人がいて」(幻冬舎)も書かれています。
『人の心をひらく技術』によれば、スポーツと本が好きな少女時代を経て、20歳で広告代理店に入社するも23歳で退職。その後、人生の目的を探し続ける日々を過ごしていましたが、「本を仕事にしたい」と自覚をし、27歳のときにメディア関係の知り合いにお願いをして雑誌の仕事を得て、スポーツライターとなり、スポーツノンフィクションを書かれるようになったそうです。
(セミナーでお話を聞いた後にサインしていただきました。すごく素敵な方でした!)
私も収益物件サイトの「健美家(けんびや)」の編集をなさっているライターさんから取材を受け、「書く仕事をしたい」と言ったことから「コラムを書いてみませんか?」と依頼をされたのが最初のライティングのお仕事です。
健美家コラム 星野陽子
「上阪徹のブックライター塾」にも通いましたが、その塾の関係者を通して仕事を得ている人たちがいました。
Facebook上でライターのグループがあり、そこでライター募集があったりしますし、ウェブメディアではライターをよく募集していますね。
プラットフォームに登録してみるのも手かと思います。
・ランサーズ
・クラウドワークス
・ココナラ
強み・得意分野を持ったライターになる
やはり強みや得意分野があると有利でしょう。
「私には何もない」とあきらめずに、本業のこと、ご自分がよくしていること、時間やお金を費やしたことなどについて考えてみてくださいね。
ライターが絶対にしてはいけないこと
当然のことながら、コピペして記事にするようなことは絶対にしてはいけません。
WELQ問題(東洋経済ONLINEの記事「WELQ問題の本質とは何か」)があってから、ライターがコピペ記事を書かないように、発注者は契約書にサインを求めたりしています。
引用をするときは、引用元をきちんと示しましょう。
ライターのお仕事
私はライターとして仕事をするよりは、取材をされる側の方が多いので、たくさんのライターさん達の仕事ぶりを見ました。ライターさんがしているお仕事は、取材(インタビュー)をして、記事を作成するというパターンが多いという印象です。インタビュー風景や顔写真を撮るカメラマン同行の場合が多いのですが、顔写真を後から送ったり、その場でライターさんがスマホで写真を撮るというようなこともあります。
[ライターの仕事の流れの一例]
・出版社や編集者から取材と記事作成依頼がくる
・取材対象者について調べる
・事前の質問を取材される人に送る
・日時と場所を決めて、取材をしに行く
持ち物は、名刺、ボイスレコーダー(私はソニーのICレコーダーを使っています)、ノート、ペンなど。カメラマンは別途手配されて同行する場合がある。
・録音から、文字起こしをする。
・構成を考える(タイトル・小見出しなども)。
・記事を書く。
・編集者に提出(納品)。
・請求書を発行。
・入金を確認。
編集者に提出前、あるいは編集者さんから、取材対象者に原稿のチェックをしてもらいます。
私は取材される立場のときには、なるべくライターさんの書いたものを尊重しつつ、結構厳しくチェックします。ライターさんの質はピンキリで、一度、全面的に書き換えてしまったことがあります(ごめんなさい!)。
ライティングを勉強できる本
私が読んだおススメのライティングの本をご紹介します。
最近私が読んでいるのは『嫌われる勇気』の共著者で、実力のあるライターとして有名な古賀史健氏の『取材・執筆・推敲 書く人の教科書』です。
古賀氏が「もしもぼくが『ライターの学校』をつくるとしたら、こんな教科書が欲しい」を出発点とする本だそうです。
一流のライターさんが細かく教えてくださる、本当にありがたい本です。
Diamond Onlineの記事『日本トップクラスのライターが、無料note記事を1500日以上更新し続ける理由』
上阪徹氏は有名なブックライターです。ブックライターとは、一般にはゴーストライターと呼ばれたりしますが、たとえば有名人にインタビューして、そこから構成を考え一冊の本にするライターのことです。
上阪徹氏はライターとしてだけでなく、人間的にも本当に素晴らしい方なんです。上阪氏の本は全部読みます。
『超スピード文章術』
『文は一行目から書かなくていい ― 検索、コピペ時代の文章術』
(これはkindle unlimitedで無料で読めますね!2021.05.16現在)
苫米地英人氏『人を動かす「超」書き方トレーニング』
ライティングを学べるDVD
苫米地式ライティングの感想
DVDで語られているのは、ファクトをベースとした本を書く時に使うメソッドで、トゥールミン・ロジックで書くというような話がありました。
私はディベートをかじったことがあるので、日本人の不完全なロジックで書かれたものを翻訳するのに苦痛を感じることがよくあります。けれども自分のロジックも完璧ではないという悩みもあり…。
本には著者の感想や意見を書いてはいけない(間違っているかもしれないので)、分析結果を書く、という苫米地氏の主張ですが、論文に近いのではないかと思いました。
「日本人は問題は言うがプランがないのが多い」というのは同感。自分も問題提起をするときは、プランをしっかり考えたうえでしようと反省しました。
DVD特典の動画を見たときの、私の簡単なメモ。
・スコトーマ(盲点)を作らない。
・手当たり次第、ファーストクラス(第一次ソース)に当たる。オリジナルに当たる。知識はほとんど海外、主にアメリカにある。英語で読めない人は論外(日本は第一次ソースの情報が少ないので)。
・一日、読書に3時間かけるといい。速読法はいらない。のんびりであれば月に100冊、速読で月に300冊読める。
・新聞は複数の新聞社のものを読む。海外の新聞も英語で読む。ABC, AP,NBC,FOX,ニュースプロ、CNN,BBC、USA today, financial times、アルジャジーラ、イスラエル・ニュース、エルサレム・ポスト、ルモンド、コリアン・ヘラルド、など。
私のライターとしての実績
・書籍
書籍を出すのが署名で記事を書ける近道かと思います。もちろん本を出すのは簡単なことではないのですが、「誰にでも一冊書けることがある」と言われているように、自分のやってきたことで伝えたいことを体系化したり、知識や体験を積み重ねたり、学びを深めたりすることで出版の道が開けるかと思います。
私は土井英司さん主宰の「10年愛されるベストセラー作家養成講座」やベストセラー作家の本田健さんの「作家養成講座」や、櫻井秀勲先生の「作家講座」、上阪徹さんの「上阪徹のブックライター塾」などで勉強しました。
IFC副総裁への英語でのインタビューとその記事(Forbes)
急遽決まった仕事で、事前の準備、英語でのインタビュー、構成、ライティングと一番大変だった仕事です。
アストロスケール岡田社長とUUUM鎌田社長の対談 (Forbes)
ファシリテーターがいらして、対談を聞いて、構成して、記事にするというお仕事。社長さん達のエネルギーを感じることができて、すごく楽しかった!! こういうお仕事、またしてみたいです。