こんにちは! 星野陽子です(自己紹介)。
大洲城を見た後は15分ぐらい歩いて(歩くの速い方です)、2011年にミシュラン・グリーンガイド・ジャポンの一つ星を取ったという、臥龍山荘(がりゅうさんそう)に到着しました。
この山荘は、河内寅次郎という貿易商が、老後の余生を過ごすために、肱川の景勝地に明治30年頃から10余年をかけて築造したものです。
入口
チケットに受付印を押してもらい、見学します。ところどころに説明の音声を再生する機械があり、ボタンを押して説明を聞きました。
清吹(せいすい)の間。水にちなんだ透かし彫りなどで、涼しげな演出をしています。
庭もよく手入れされています。
庭を歩いていくと不老庵(ふろうあん)が見えてきました。
臥龍淵を眼下に見る崖の上に懸り造りに建てられた数寄屋造り。
庵そのものを船に見立てて作られています。竹網代一枚張りを船底の形にした天井は、月の光が反射して部屋を明るくするように工夫されています。
川の色はここから見るとエメラルドグリーンで、とてもきれいです。
その後、10分弱歩いて盤泉荘(ばんせんそう)へ。Google mapではこの辺なのですが……。
通り過ぎてから戻り、坂を上がりました。
どうやらここから入っていいらしい。
中に入るとスタッフの方が一緒に周って説明をしてくださいました。
盤泉荘は、フィリピンで貿易会社や日本人向けの百貨店で財を成した松井家が大正15年(1926年)に完成させた別荘です。裏山の岩盤からしみ出る水を利用していたことから盤泉荘と呼ばれているとか。
茶室
廊下はフィリピンなどを原産とする南洋材が使われています。
街を見下ろす感じです。2018年に肱川が氾濫したときに、どのあたりまで水に浸かったかと教えてくれましたが、想像以上で、本当に驚きました。
モダンなバルコニー
外に出てから、横井戸も見せてくださいました。とても興味深いところだったのに、写真撮らなかったのは残念……。
庭にはライオンやタヌキなどの像がありました。タヌキが持っているのはタコで多幸を願っているらしい。
この後、大洲観光総合案内所へ行き、そこから路線バスで伊予大洲駅に行き、泊まっている宿のある道後温泉に戻りました。早い夕食としてイタリアンレストランでパスタをいただきました。
瀬戸内の恵み 前菜の盛り合わせ
三津浜産タコのペペロンチーノ
随分歩いたのと、一人なので夜間はあまり出歩きたくなので、旅館の温泉に入ってゆっくりしました。