こんにちは! 星野陽子です(自己紹介)。
今日はファイナンシャルアカデミーさんで不動産投資についてお話をしてきました。
そこで「翻訳で急激に稼ぎ力を伸ばせた理由は?」というようなご質問をいただいたのですが、十分に答えられなかったかも?と思って、理由を考えて書いてみます。
稼げた理由
1 当時は翻訳を発注する企業がたくさん払ってくれていた(今は企業のコスト意識が高まっているのと翻訳支援ソフトなどが多く使われているため、単価が低くなっている)→ 稼げている業種を探してみる
2 比較的敷居が高く単価が高い翻訳(私は特許翻訳ですが医薬翻訳なども高いです)をした → 敷居が高い仕事を探してみる(実際は敷居が高いと思っても、勉強してみると、それほど高くない、ということが結構ある)
3 同じ人たちから指名され同じような原稿ばかり翻訳していたことがあった。重複箇所が多かったり、調べものも一旦してしまうと何度もしないで済んだ → 儲かっているところは、コスト削減をあまり考えていない
4 単価が高い翻訳の種類(特許明細書の抄録→特許明細書)にシフトしていった → 同じような仕事でも報酬が違うことがある。より高い報酬を払ってくれるところにシフトするl
5 単価が高い翻訳会社へシフトした
6 ゾーンに入れたり集中できたりする方法(音楽やアロマなど)や時間帯などを絶えず考え、ゾーンに入れることが多かった
7 日本語から英語への翻訳をしたのが大きい。日本人は英語から日本語への翻訳はできるかも?と思うが、日本語から英語は無理!と思う人が多い。私も最初の頃、英語から日本語の翻訳にチャレンジしたが「不自然な日本語」とか「こんな表現しない」とか散々言われた。けれども日本から英語への翻訳は単価が高いし、クレームする人がいない。
8 翻訳者のお茶会や飲み会を企画してネットで参加する人を募集して、レート(1ワードいくら)を聞き、自分のレートが比較的低いかと思いレートを上げてもらう交渉をした
稼げた(稼げるようにした)理由を説明したのですが、これから「稼ごう」と思っている方には「翻訳にチャレンジ!」というのは、私はおススメしません。仕事自体はなくならないと思いますが稼げるとしたら、コンピュータがした翻訳をチェックする、経験があってレベルの高い人かな?と思います。
ただいつの時代にも「稼げる」仕事があるので、稼ぎたければそのような仕事を探されるといいのではないでしょうか。今はネット系の仕事(検索されたときに上位にくるように表示させる技術を使ったホームページ作成、ネットでのマーケティング、ネットショップなど)やAIにできないクリエイティブな仕事などが稼げるように思います。
変化が大きい時期なので、今後どうなるのかという予測のために、私は洗練された投資家さんたちの話を聞いたり、時代の波にうまく乗ってきた人たちの話を聞いたりしています。ぜひアンテナを張って、「稼げそう!」というものを見つけてくださいね!
翻訳の未来は厳しそうですが、それでも特許翻訳に興味があるという方は
特許翻訳の仕事を獲得した方法
を読んでいただけますと幸いです。